耳川の戦い

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しかし島津の猛攻はそれだけでは終わらなかった。高城から山田有信率いる城兵が側面から畳みかけてきたのだ。 ここに完全なる釣り野伏が成った。 戸次:「ひっ‥‥退け~~!!」 大友軍はほとんどが討ち取られ、残った兵も重傷をおい、潰走するだけだった。 横水:「おのれ義弘~!!」 横水は撤退する大友軍とは真逆の島津義弘が指揮する部隊に突撃した。 走りながら持っていた弓を義弘に放ったが義弘は重厚な鬼のような鎧で顔や体を覆っていてかすり傷一つつかなかった。 横水:「おのれおのれおのれぇ~!!!!!」 横水は狂うように槍を振り回し鉄砲隊に襲い掛かり、先鋒の狙撃兵を切りつけた。 義弘:「‥‥‥撃て!!」 義弘の号令で後方隊の狙撃兵に撃たれた。 横水:「か‥‥っ‥‥!!」 横水は自らが走って来た道をごろごろと転がり耳川に落ちた。 義弘:「その方のおかげで戸次を討ち損ねたわ。」 かくして耳川の戦いは大友軍の大敗に終わり、この戦いが引き金となり大友家は没落してゆくのだった。
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