453人が本棚に入れています
本棚に追加
/262ページ
耳川付近の農家
一人の男が長い眠りから目を覚ました。
横水:「ここは‥‥。」
横水は見慣れない光景に戸惑った。
農民:「あっ!!気がついたかい!?おりゃてっきりもう死んじまってると思ったわぁ。」
小汚い服を来た男が歩みよってきた。
横水:「そなたが助けてくれたのか?忝ない。」
横水は頭を下げた。
農民:「やめてくだせぇ。おりゃ齋が助けたいって言ったから助けたまででぇ。」
横水:「齋!?」
すると突然戸ががらりと開いた。
齋:「あ~~~~~!!気がついたのか~!!!」
大音声の声と共に泥にまみれた娘が家に入ってきた。
農民:「あれがうちの娘の齋ですだ。」
横水はあまりの声の大きさに驚いたが娘に近寄り礼を言った。
横水:「そなたの父上から聞いた。そなたが助けてくれたとか。礼を言う。」
齋:「そんなん気にするこたぁねぇ。それより傷はもう塞がったか?」
最初のコメントを投稿しよう!