prologue

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それは西暦2298年に1人の男が発端で始まった。 ここは人々の死と転生を司る世界。 死神界・デスティニーリング。 そこは死後の世界とは思えない程に美しい世界だった。 ここには緑が溢れ、綺麗な川のせせらぎも聞こえてくる。 その広大な大地では動物達が駆け回っていた。 そして何よりも…今日は雲一つない澄み渡る青空が広がっていた。 しかしここに死神はいない。 何故なら死神は忙しそうに世界中を飛び回っているから…。 そしてここから少し離れた場所にかなり大きな家がある。 その家からは細長い煙が空に伸びていた。 そこの周りは森。 360°回転しても森以外何も見えない。 そしてそこの家の屋根に寝転がりながらタバコを吸う少年がいた。
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