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「そ、そそそそうだったね…は、ははは、い、いい今から行く所だったんだよ!!!」
スノーは冷や汗をダラダラと流しながら痒くもない頭を掻いていた。
しかも足はガタガタと震えている。
「じゃあ行きましょうか」
フェスはスノーの襟首を掴みなから有り得ない程のスピードで走り出した。
「はごっ!?……っ!?…………!!?」
スノーの首は完全に襟で絞められていた。
しかしスノーの生死なんてお構い無しでさらに速度を上げるフェス。
スノーの顔は紫を超え黒ずんでいた。
スノーが口から半透明な物体を吐き出しかけている時フェスの目的地に着いた。
「着きましたよ~…って何で寝てるんですか?」
しかし遅かった様でスノーの意識は遙か彼方に旅立っていた。
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