第一章

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門をくぐり、事前に言われていた場所を目指す。 なにせ、ここの理事長は僕の叔父。かなり久しぶりの再開。 それにしても、ここ、どこの城だよ…。 僕の家も相当だけど…。 ま、学校だし…? よくわかんないや。日本の学校の規模なんて。 「藺様、そろそろですよ。」 「あ、うん。葵、簗(ヤナ)さんいるって?」 「えぇ、いらっしゃると。」 「そっか。」 葵は僕の秘書だ。日本へ帰国した際に就いた。 ちなみにこの学園の生徒らしい。 まだ、深くは知らない。 だって、話す機会がなかったし。
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