プロローグ

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ついでに彼は、この小説の主人公である 「うっひっぐ・・・」 泣きながらも自分の家に帰るかと思ったら、西の外れにある森へと向かっていった 「ひっぐ・・・ひっぐ」 「またクレアにいじめられたのか?ムース」 森の中腹にある泉のところで、やさしい声がした 「ひっぐ・・・うん」 「おいでムース」 声の主は泉の聖霊・・・・・・ではなく長く伸びたストレートの銀髪、そして少し切れ長の何もかもを見通すような銀眼、人間にはない尖った耳・・・そう彼女は「超人」エルフだった 「今日は何をされたんだ?」 自分の膝の上に乗せ、ムースをなだめる 「お菓子を食べられちゃった」
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