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顔を上げると年は自分と同じ位だろうか…。
なかなか好青年だが、見覚えのない千咲は戸惑い、
「そうですが。えっと…すみません。どこかでお会いしましたか?」
と聞き返すだけで精一杯だ。
とは言いつつも、どこかで会った事がある気もするのだが思い出せない。
「そうだよね、わかる訳ないよね。中学卒業以来だから10年振り位かな…?」
ハハッと笑ったその笑顔に千咲は目を奪われた。
クシュと笑うその表情は…。
「横…山…くん…?」
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