突然の再会

9/10

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
「うん! 久し振りだね。覚えていてくれたんだ」 忘れる訳がない。 純粋な想いで見つめていた相手。 中学時代のあの気持ちが鮮やかに蘇る。 胸が高鳴るのを感じながら 「私の数少ない中学時代の知り合いだから」 と笑う。 「横山君は何でここに…?」 ドキドキしているのを悟られないように話す。 「会社のお使いでこの近くに用があったんだ」 「会社…? そっかぁ…社会人なんだよね。何かおかしい…」 そこまで言ってハッとする。 「ご…ごめんなさい。久し振りに会ったのに失礼な事を言っちゃったね…」
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加