曖昧な関係

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一筋の風が頬を掠める。 もうじき秋の訪れを告げる爽やかな風だ。 「ママー!」 そう呼ばれて自分が物思いに耽っていた事を知る。 7才になる娘と近所の公園に遊びにきていた千咲は、娘に笑顔で手を振った。 ずっと忘れられなかったあなたに再会して想いを伝え合い、そして別れた日が昨日の事のように蘇る。 もう8年も経ったのに…。
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