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それから一哉も多少の気をつかっているのかはわからないが、仕事が休みの日には2人で買い物に行ったり、街に出掛けたりしてくれた。
一緒に暮らすようになってそれが千咲には意外でビックリした事だ。
でも思いのほかそれが楽しかったりしている自分がいる。
(彼なりに大切にしてくれてるのかなぁ)
などと思い始めてはいたが、今までの彼の行動があってなかなか心が開けずにいた。
(変わりたい)
千咲はそう思っていた。
だけどそう思いながらもなかなかその一歩を踏み出せず今に至るのだ。
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