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閖(ゆり)
「ねぇ!妖精って居るの?」
濤(なみ)
「居ないと思うけど……いきなり何?」
閖
「え?気になったから?」
濤
「此方が聞いてんだから疑問で返さないでよ。」
閖
「だって~。」
濤
「はいはい。分かった分かった。」
閖
「何が!?何も言ってないよ?」
濤
「え?何となく。説明聞くの面倒だし。」
閖
「聞いたのそっちでしょ~!?」
濤
「いや、一言も聞いてないし。」
閖
「ぶぅ~!」
濤
「はいはい。いじけても可愛くないから。」
閖
「ひどっ!濤ちゃんそれは酷いよ~!」
濤
「あぁ。はいはい。可愛い可愛い。」
閖
「棒読みじゃん!良いもん別に!」
濤
「じゃあ良いじゃん。」
閖
「え~ん。」
濤
「何故泣く!?」
閖
「え?何となく。」
濤
「ウソ泣きかよ!?」
閖
「え?…………あ、当たり前でしょ?」
濤
「何でどもる?」
閖
「え?あはは。」
濤
「誤魔化そうとすんな!」
閖
「ぶ~はずれ!」
濤
「何が!?」
閖
「えっと……何だろう?」
濤
「考えとけよ、せめて。」
閖
「え、えと……あはは。」
濤
「また誤魔化した~!」
閖
「え?何の事?」
濤
「とぼけるな~!」
終...
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