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そして。
竜雅の首筋に歯を当て――その血を啜った。
ある程度、彼の血を堪能した後、まだ、絶えず踊っている少年に声をかける。
「リュウガ、おいで。」
リュウガは主の声に、ステップを止め、男のもとに歩み寄った。
「今日からキミが新しい如月竜雅だよ…。」
男はリュウガの頭を撫で、そう、呟いた。
ほら、今宵も、このVampireは、どこかで獲物を探している。
人の弱味につけこんで、そして、攫っていく…
明日、狙われるのは、貴方かも、しれない…。
―end―
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