第三章

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恭一郎 「千春のことだから 絶対寝坊すると思ったのに」 千春 「残念でした!」 恭一郎 「やれば出来んのね」 千春 「そう言うこと! …あ!そうだ! 今日の放課後また 秘密基地に行こうよ」 恭一郎 「秘密基地って… あの河川敷のこと?」 千春 「うん!今日はあたしが キャッチボールしたいの! 部活の見学も明日からだし 放課後付き合ってよ」 恭一郎 「………」 千春 「…恭一郎?」 恭一郎 「ああー…ごめん。 今日は無理かも。 よ…用事あるんだ」 千春 「…そっか。残念だな。 てか恭一郎にとって キャッチボールより 大切なことがあるんだね! それじゃまた今度行こう」 恭一郎 「ああー…ごめんなあ」 千春 「いいよいいよ。 仕方ないからさ!」 千春 "…どうしたのかな? 恭一郎にとって野球よりも 大切な用事って何だろ?" 気のせいかもしれないけど 何だか恭一郎に元気がない。
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