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「よ~し! みんな揃ったし、剣の家へ突撃!」 さっきまでの神宮寺とは打って変わってハイテンションに叫んだ。 「部長、こんな大人数でいったらかえって迷惑です。 第一、剣の部屋何号室かわかりますか?」 神谷が冷静に指摘した。 「むぅ、それは…………」 「おい、あそこに郵便受けがあるからそれで確認しよう」 宏の指先にはマンション住人用の郵便受けがあった。 四人は手分けして郵便受けから剣の名前を探した。 しかし、剣の名前を見つけることは出来なかった。 「ますますミステリアスぅ。 事故の臭いがプンプン。 ワトソン君、私はこれがーーーー」 「やはり無いな。 オレは管理人室でちょっと話を聞いてくる」 神谷は入口手前にある管理人室の窓を叩いた。
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