4.~年の差~

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4.~年の差~

こうして16歳と23歳は7歳の歳の差を越えて付き合い始めた。 それから加奈はほとんど家に帰らなくなった。学校が終わってすぐに広也の所に帰った そして体育祭の日。加奈は今まで放課後の練習もほとんど出ずに広也の家に帰っていた。 加奈は勉強は得意でも運動は苦手だった。結局また無断欠席をした。加奈は広也が仕事に行った後部屋の掃除をしていた。すると沢山紙が入ったバックを見つけた。 「何だろう?」と思いながら加奈は中を見た。すると広也と女の写真と手紙が入っていた。元カノの写真だ。加奈は手紙を呼んだ。 「広也へ突然別れ切り出してごめんね。広也の事大好き別れても。でも私はやっぱり親が大事だしこうするしかなかった。本当にごめん」 広也の元カノは大きな会社の娘で広也との交際を親に大反対され結局別れ元カノは親と遠くへ引越してしまったのだ。 突然手紙で別れを告げられた広也だった。 加奈は全部写真を見た。歳は広也と同じくらいですごく綺麗な人だった。たった紙切れ一枚で別れを告げられた広也がなんかすごく可哀相で落ち込んでいた広也を思い出していた。 加奈「広也こんなの取っておいて今も彼女引きずってるんだ」と少しショックだった。かばんはもとの位置にもどし見たことをバレないようにした。 夕方広也が帰宅した。何も知らない広也はいつものように帰ってきた。 広也「ただいま」 加奈「お帰り」いつもより元気がなさそうに答えた。 広也「今日なんか暗くないなんかあったの?」 加奈「なんでもない。ご飯作るね」といってカレーを作った。ご飯を作っていた加奈だったが突然泣き出して 「やっぱり帰る」と言って家を出た。 広也は走って加奈を止めた。 「待って。どうした?」 加奈「広也はどうせ元カノを引きずってる。加奈を好きとかいっといて本当は元カノを忘れるために付き合いだしたんでしょ?加奈じゃなくても誰でもよかったんでしょ」 広也「そんな事ない。お前に会えたから俺は元気になれた。それにあいつの事はなにも思ってない。俺にはお前が必要なんだ。不安にさせてごめんな」 加奈は何もいわずないていた。広也が走って家の中に戻ってさっきのバックを持ってきた。 「お前これ見たんだな?ちょうど捨てようと思ってたんだちょっとこい。」 そういわれ強引に空き地に連れていかれた。
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