偽りの日々

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彼が電話よりメールを好むのは私には好都合だった 朝は『おはよう』からはじまり 夜はどちらかが眠りについてしまうまで たわいない会話が毎日メールで続く日々 平日夜は私が仕事がおわると必ず仕事場まで迎えにきて どこかで一緒に食事をする そしてホテルで身体を重ね合う それからは別々の家にお互い帰り また明日ねと眠りにつく日々を過ごす
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