第一章

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「お~い宗田く~ん!愛しのマイブラザーであるお兄ちゃんを忘れてるぞ~」 「うっせぇ!兄貴は一人で帰れや」 枕片手に怒鳴る俺・・・ 夏はさっきから爆笑してるし、純也はこの光景を見ても無言だし(いつものことだが・・・)ひでえ有り様だよ・・・ とりあえず俺はシカトして二人と一緒に帰った。 夏はバイバイと手を降り、純也はペコリと頭を下げて兄貴に挨拶をしていた。 「じゃあな!夏ちゃんに純也君。俺の将来の伴侶を頼んだぞ!」 兄貴・・・伴侶の意味わかって・・・・わかってんだろうなあ~あいつは ツッコミたいのをぐっとこらえ、俺は振り向かずに二人と帰ったのだった。
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