第一章

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「ん?何だ?」 質問してきた幌泉の肩に腕を回しながら聞く 「実は・・・・学校では不審者はお前なんじゃないかという話が上がってな・・・」 「残念だが俺はマイブラザーにしか興味はない」 全開スマイルで答える俺に 「相変わらずだな・・・・」 と、幌泉は淡々といった。 「で・・・」 すると幌泉のその一言と共に目付きが鋭くなる 「今回は只の不審者と言うだけならいいが“あの連中”の一味という可能性もある・・・お前も気に止めといてくれ」 そういって幌泉は学校の中に戻ろうと振り替える 「光輝」 「ん?」 背中を向けたまま幌泉は話を続けた 「お前は変わらんな・・・昔も今も自然体で・・・」 その言葉をいう幌泉の背中はどこか悲しげな雰囲気を出している
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