第一章

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玄関には父さんはいるがただいまをいった兄貴がいない・・・ と、その瞬間 ガシィィッ! ん!? 「フフフ・・・俺の晩御飯発見!」 そういって俺を背後から小脇に抱え兄貴はうっとりした顔になりながら走り出そうとした やべぇ!喰われる! そう思った時 ガシィ! 「ほう・・・光輝は俺の作った飯を食わないと言うわけか」 父さんが兄貴の肩をつかみにっこり微笑んでいる ・・・いや、微笑んではいるが放つオーラで家が軽く震えてはいないか? キリキリと音がしそうな程ゆっくりと父さんの方を向くと 「や、やだなあ親父・・・喜んで頂きますよ~」 そういって俺を降ろし、ため息を吐きながらリビングに向かった その後ろを父さんがついていくが俺に向かってビシッと親指を立てた それを見た俺は同じようにビシッと親指を立てる
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