第一章

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「ふむ・・・」 厳治は考え込む (狙いは宗田か・・・いや光輝も含まれるかもしれん・・・しかし) 「大丈夫だろう」 この父親は息子達の事をよく理解している。宗田は以外とあれで喧嘩は強い、まあこの兄の変態的な行動を避ける為に身体能力は人並み以上、さらに“俺の兄さん”に宗田も光輝に鍛えられたから問題はないはずだ。 まあ、光輝はいわずもがなだな・・・・“あの力”も覚醒しているし・・・・ 「だが親父、宗田の力はまだ覚醒しないのか?」 光輝は難しい顔をしている。 「ああ・・・未だに変化は現れないな、それに・・・」 「それに?」 光輝は話を促した 「もしかしたら・・・宗田は力にもう目覚めとる可能性がある」
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