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「力に?なら俺や親父、それに幌泉まで気付かないなんてないだろ?」
静かにいう光輝、しかしその振る舞いはいつもとはかけはなれ、何処か鋭い印象を持たせた
「あり得るとすれば昔の記述に残っている話だが、あまりに強力で特殊な力は使うと体が持たない為に無意識に体が力を封印するケースがあると言われている」
「体が力を封印?」
光輝の質問に厳治は頷き、話を続けた
「かなり稀なケースな為文献には余り詳しく載っていないが確かにそうゆう人がいたらしい」
「なるほど・・・」
光輝は自分の父親の説明を聞いた後、自分の考えの中に潜っていった
(しかし・・・・)
厳治の顔は一段と厳しくなった
(少ない文献に出てくるその能力者は発動する時に何かの“トリガー”が必要と書いてあった。それは激しい怒りや悲しみなどの感情の爆発・・・だがその時に周りに甚大な被害がでるともある・・・・そしてその中には国が滅んだこともあると・・・)
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