第二章

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「よ~しよくやった!」 兄貴はその雀達に生米を与えている 「な、何やっとんの?マジで!」 再度俺は目の前にいる変態雀(兄貴)に突っ込んだ 「ん?起きたのか宗田、お前を起こそうと雀さん達に協力をお願いしたらこんなに集まったぞ~」 「米与えてる時点で食い物で釣ってるだろうが!」 パタパタパタパタ・・・ すると俺の大声にビックリした雀達は全部飛んでいってしまった 「あ~・・・雀さん達がいってしまった・・・」 落ち込む兄貴 取り敢えずあの変態雀(兄貴)はほっといて風呂に入るか・・・ 「なあ宗田・・・」 「何兄貴?」 風呂の準備をしていた俺はおち込んでいた(約五秒)兄貴の話を半分上の空で聞く 「実は雀さんの中で一羽だけ米を貰ってない雀がいてな・・・」 「ん~そうなの?」 「だから他の雀さんを追い払った罰としてお前が餌を上げろ」 「別にいいけど全部いなくなったはずじゃ・・・」 そこまでいった時、ハッとして兄貴を見た そこには 「チュンチュン・・・」 そういいながら兄貴が手(羽)をパタパタさせながら此方にゆっくり歩いて来ていた
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