第二章

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「ひ、ひやぁ・・・」 消え入る様な声を上げた男達は我先にと一目散に逃げ始める 「もう!逃げるな~!」 今さっきまで目に涙を浮かべ逃げ回っていた少女の顔は、今や人を殺す事に何のためらいも無い人間の顔になっていた。 逃げる男達の顔には恐怖だけが映り、ただ必死に自分達を殺そうとする少女から逃げ続けることだけにいっぱいいっぱいだった、すると 「やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!!!!」 ブツブツと呪文の様に言葉を連呼する逃げる男達の一人に 「何がやばいんだ?」 と言いながら男達の行く手を阻むように人影が立っていた
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