第二章

17/18

1157人が本棚に入れています
本棚に追加
/68ページ
その音と共に男達から出ていた血やその他の体液などが物凄い勢いで体に戻っていき、そしてダンゴ虫に吸い込まれていく ドクッ・・・ドクッ・・・ ダンゴ虫は段々黒色から段々と赤にかわり、全てのを吸い尽くしたときには血のような赤になっていた、ダンゴ虫に吸われた男達は吸われる最中に萎れ、骨と皮だけになった後 ザサー・・・ そのまま真っ白い砂になって消えてしまった その後霧は真っ赤なダンゴ虫を瓶に戻ながら 「この虫、血や体液の採取には便利なんだが死体じゃないと取れねえってのがめんどくさいよな~」 瓶に蓋をしながら霧は呟いた 「まあまあ・・・死体の処理もしてくれるしいいじゃないかね?」 「てめえは黙ってろ糞ジジイ!」 老人のフォローに霧は毒づき、老人はため息をつく 「取り合えず本部にその虫を届けようか」 そうゆうと老人はさっさと表通りに出ていき、人混みに紛れるように何処かにいってしまった 「はいはい」 霧も老人に着いていくように人混みに紛れ、裏通りにはさっきまで人だった砂だけが残されるのみになったのだった。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1157人が本棚に入れています
本棚に追加