第二章

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ジャリ・・・・ そして二人のいなくなった所には人が一人たっている 「酷いな・・・」 砂となった男達を見て呟いたその人はおもむろに懐からマッチを取りだし、残された男達の衣服を燃やす準備を始めた 「厳治さん、奴等を追ったのですが見失いました」 衣服に瞬間的に可燃する液体を撒き終えた時、表通りから息も絶えだえにやってきた男がマッチを投げ、衣服を燃やす男・・・宗田の父である厳治に報告した 「そうか・・・奴等は既に人外の力をもった人間だ・・・足取りが掴めなくても致し方がない・・・」 優しく微笑む厳治にその男はホッとして厳治の側までやってきた 「これで被害者は50人・・・一体何人犠牲になればすむんだ・・・」 男は拳を強く握りしめた 「・・・・奴等の願いが叶うまでだ」 厳治は一言そういい 「まずは本部に帰ろう・・・おそらく幌泉君や光輝の力を借りる時期にきたのかもしれん・・・行くぞ山波」 「はい!」 山波と言われた男は力強く答えた
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