第三章

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「ちっ!」 俺は後ろの兄貴を見て大きく舌打ちした 俺は確かに全力で走っているが 「うーん・・・宗田を捕まえたらなにしようかなあ・・・猫耳つけて語尾に「ニャ」をつけさせるとか・・・うっほ!想像しただけでオラわくわくすんぞ!」 ゾクウゥゥゥ! 今なんか物凄い寒気したぞ・・・兄貴のヤロ~どうせ捕まえたら怪しいコスプレさして何か語尾につけさせて楽しむ妄想とかしたんだろうな 恐ろしいまでに兄貴の企みを当てる宗田・・・しかし宗田は気付いていなかった 光輝はもう宗田を捕捉出来る距離にいることを・・・・ 「ふふ・・・そろそろ射程範囲だな・・・」 光輝はまだ加速する余力があったのだが、加速したときにそれに宗田が気付き火事場の馬鹿力的なのを出されると面倒なのでゆっくりと気付かれないように距離をつめていたのだった。
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