第三章

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「ん?どうしたの?」 夏は俺の顔をみて弁当をのぞき込んだ そこには 【ご飯は学校にやってくるよ❤キャハ! 兄貴より】 と書いてある紙が一枚だけ弁当の中に入っていた。 まずい・・・こいつはまずいぞ・・・・ 「な、なにこれ?」 怪訝な顔をした夏に俺は青ざめた顔をむけながら説明する 「つまり・・・・・兄貴が学校にやってくるってことだ・・・」 「はい?」 夏はいまだにこの状況を理解していないようだ スッ・・・ すると純也は立ち上がり スタスタ 窓の方に向かって歩いていき ガラガラ・・・ 窓を開けた ゾクゥ! その瞬間俺の体に悪寒が駆け巡った 「純也ナイスだわ!」 俺は立ち上がり窓に向かう 向かう途中に純也は無言で右手の親指を上げながらつきだした なにその行ってこいみたいな・・・・ まあ言われなくても・・・・ 「いきますよっと!」 そして俺は ダダダダン!!!! 開けられた教室の窓から飛び降りたのであった
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