ターゲット

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 そんな集団心理に国が鉄槌を落とす。それが今回の糞ゲームだ。  正式な名前があるようで、『子孫繁栄』『優秀遺伝子』など、それらしいキャッチコピーを使い、墓場送りを正当化させてやがる。  前回の優遇処置を蹴った腹いせに真逆の制裁を食らわしてきやがるとは、国も単なる馬鹿じゃない。  甘い顔をすれば簡単に自由を選ぶ俺らに、自由を獲得する苦労と恐怖を味合わせるのつもりだ。そのリスクに墓場送りとは狂ってやがる。俺らを危険因子とでも思っているのか、俺らはただ自由が好きなだけだ。  どうやら自由というのは、喉が渇くらしい。
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