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上手く土方から逃げ切ったのか、沖田は屯所の一番端にいた。
もう、土方の気配は感じられないために、安心して腰を下ろしていた。
「ふぅ。」
(やっぱり面白いな、土方さんって。)
あんなに大きなリアクションをしてくれるのは、土方だけだった。いや、彼にしか出来ないのかもしれない。
なんだかんだ言って、土方や沖田の言っていたアレは、沖田が持っていた。
(私の勝ち、ですね。)
沖田は勝ち誇ったと、自信満々の笑みを浮かべた。
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