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さとる君は昔から音楽が好きで友達とストリートで路上ライブを行っていました
今日も友達がライブやろうぜと誘って来たので
さとる君はその子と二人でいつもの場所に行きました
しかしいつも二人でやってる場所には先客がきていて出来ませんでした
二人は何だよせっかく来たのにチェッと舌打ちをして
仕方なく他を当たることにしました
いつもと違う場所を探すのは大変です
なかなかちょうど良いところが見つかりませんでした
もう諦めかけていたその時
友達が何か見つけたらしく
おい、あそこ見てみろよ
と指を差していました
友達が指差す方を見るとそこにはちょうど良いスペースが空いていて路上ライブにはもってこいの場所でした
まわりにはそこそこ人通りもありお客さんが聞いてくれるためのスペースもあります
あとは自分たちの腕次第です
さっそく始めようとしたとき友達が
何だこれ人形?
友達が見つけたものは近くにポツンと置いてあった人形でした
その人形は何だか気味が悪く西洋人形のような感じのもので目が飛び出して壊れていました
うわっ気持ち悪いな、そんなものどっか捨ててこいよ
とさとる君は友達に言い、さっさと仕度に取り掛かりました
友達も別段気にもせず少し行ったところに捨てて戻ってきました
そして二人はやっとのことで路上ライブを始めました
最初二人はいつもと違い始めての場所と言うことで少し緊張して歌っていましたがすぐに慣れて楽しんで歌えたので客足もなかなかでした
二人はここが気に入り今度からここでやることに決めました
次の日もまた次の日も二人は同じ場所で路上ライブを続けていました
そうして一週間がすぎたころ
二人は不思議な事に気がつきました
いつも二人のライブを見に来てくれる人がいるのです
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