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天狗「はい、席に着いて。社会の時間を始めるよ。」
天狗はそういうと
アタイの前に
新聞とメモ帳と写真を置いた
新聞にはまだ
何も書かれていなかったが
新聞名は文々。新聞というらしい
発行者は射命丸文となっている
どうやらこの天狗の名前のようだ
射命丸「私が指示する通りに新聞を作ってね。これが私の授業よ」
アタイは今から
騙されようとしている気がしたが
敢えて受けてたった
ここで逃げたら
いけない気がしたからだ
しばらく指示通りに
新聞を作った
射命丸はニコニコしている
やはり騙されている
タダでバイトをさせられている
でももうそんなことは
どうでもよかった
アタイの前に立ちはだかるものを
真っ向から立ち向かうという
信念だけがアタイを動かした
作っていると
いろんな記事の内容が
頭の中に入ってくる
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