歯車
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「かんなし、好き♪」 (かなり、好き) 私は操作の邪魔にならないよう、手の力を極力抜き、親指で時也の手を撫でる。 好きに決まってる。 誰にも邪魔されず、二人きりの空間で、好きな人の歌声を独占していられるのだから。
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