歯車

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「お前と結婚するなら、山形弁を覚えないといけないべ」 ニィッと悪戯な笑みが、私の視界いっぱいに広がる。 あんなに関西弁に憧れていた時也が、東北弁を話そうとしてる…嬉しかった。 「ばーか。イントネーションが、まるで違うよ。下手くそ~」 私は、頬を大袈裟に膨らましてみせた。
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