泣き出す少年・走り出した青年

20/20
前へ
/698ページ
次へ
キル 『………8年かぁ…』 キルは空に向かってため息をつく ふぅ… ラッシュ 『あぁ…8年だ…』 突然二人を風が横切った キル 『親父…ザック…俺はやっぱりハンターになるよ…あと2年…でなれるんだ…』 また風が吹き抜けた 『見守ってくれるよな…反対しないよな…笑っていてくれるよ…な…』 目に涙がたまる だがキルは空を向いた 『俺はキル!!!! ハンターキル・ブライダルだ!!!!』 ラッシュは微笑む ラッシュ 『僕はラッシュ!!! ハンターラッシュ・シアン・シュトラウスだ!!!!』 若い青年二人が空に向かって叫ぶ そして 二人は村に向かって走り出した 走りながらキルは小声でつぶやいた 『親父…俺も誰かを守れるハンターになれるかな…???』 青年は走り出した 希望の明日へ向かって
/698ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1455人が本棚に入れています
本棚に追加