1455人が本棚に入れています
本棚に追加
キル
『ふぁ~…おはようございます!!』
誰もいない部屋にバカな声が響く
俺は急いで用意し家を出る
今は1人で暮らしているが1年前まではおばちゃんと暮らしていた
キル
『今日は依頼あるかなぁ』
ハンターになって1週間…
つぶやきながらギルドに行った
『じぃちゃん!!今日は依頼ある??』
ウキウキな顔でじぃちゃんに聞いてみる
じぃ
『あるぞぃ、今あるのはこの三つじゃ』
・特産キノコを10個採取
・キレアジを5匹釣ってくる
・こんがり肉を5個納品
この3つだった
キル
『うぇ…ショボ…違うよじぃちゃん!!!なんかこう…暴れまわってるモンスターとか凶悪モンスター大量発生とか…』
期待と違う依頼にガッカリだった…
じぃ
『バ…バカモンがぁ!!!』
ドカッ!!!
思い切り頭をしばかれた
キル
『いてぇ…何すんだジジィ!!!』
激しく食いつく
じぃ
『お前みたいな駆け出しのヘナチョコハンターにそんな依頼が回って来るわけないじゃろう!!!!みんなこつこつ信頼を得て困難な依頼が受けれるんじゃ』
じぃの罵声が飛ぶ
『調子に乗ってムチャをし死んでいったハンターをワシは何人も知っておる』
罵声は続く
『依頼とはモンスター退治が主ではない!!!!辺境や危険な所にある素材は普通の人間では取りに行くのは困難…だからこそ我々ギルド認定のハンターの出番なのじゃ…依頼に上も下もない…
ハンター道もキノコからじゃ!』
俺は意気消沈だった
『キルよ…依頼をやるのか…?やらんのか…?やらないのであればお前のハンター人生は早々と終わりじゃがな』
俺は少し黙っていた
だか次の瞬間
『ごめん…じぃ……俺やるよっ!キノコでも何でも採ってきてやる!!』
そぅ答えた
じぃは少し笑い
『新米ハンターよ最初の依頼はキノコ採取じゃ、行ってこい…
キル…幸運を…!!』
じぃはしまった顔でそう言った
俺も少し笑い
『行ってきます…!!!』
俺の初クエストが始まった
じぃ
『バカモンが…嬉しそうな顔をしよって…無事に帰ってくるのじゃよ…』
じぃはキルが心配でしかたなかった
最初のコメントを投稿しよう!