泣き出す少年・走り出した青年

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俺の名はキル! 本名キル・ブライダル 今年17歳…やっと正式なハンターの資格を得た 昔からハンターの真似ばかりしていた俺だがやっと正式な『モンスターハンター』になることができた キル 『おぃ!じぃちゃん!これで俺もハンターになれたんだよな?やっとだぁ~やべぇ…めちゃ嬉しいんだけど…』 ギルドのじぃ 『何をはしゃいどるか!!ただハンターになっただけじゃろうて…これからが大変だというのに…』 呆れるギルドのじぃ キル 『いゃいゃ…これから始まる俺の伝説的な活躍を楽しみにしてな!!強いモンスターをバッサバッサと倒していくからさ』 手を左右に振り払い倒す真似をしている じぃ 『まだモンスターと戦ったこともないもないバカが…妄想で討伐しても無意味じゃバカモン!!』 村のじぃちゃんは「バカ」が口癖だった(笑) じぃちゃんは村の長老でギルド認定者だ。 *ギルド認定者=ギルドマスター ? 『相変わらずバカばっかり言われてるなお前は』 横から急に聞きなれた声がする キル 『お!?この声はラッシュ!?ラッシュか!?お前もハンターになれたのかっ?』 ラッシュは子供の時からの幼なじみで親友だ 本名 ラッシュ・シアン・シュトラウス ラッシュは村で一番大きな家に住んでいる ラッシュ『まぁな、あれだけ毎日ギルド認定者のじ様に鍛えられてたらなれるって』 そぅなのだ…ハンターになると本格的に言ってから、じぃちゃんにシコタマトレーニングをさせられた… キル 『アハハ、そうだったな!まぁ二人ともなれた事だし…じぃちゃん!!早速依頼!』 俺はワクワクが止まらなかった早く依頼に行きたくて じぃ 『初日にあるわけないじゃろう…!また依頼があれば報告してやるから早く帰れクソガキども』 ラッシュ 『じ様クソガキはヒドイな』 キル 『やっぱりじぃちゃん短気だからハゲるんだよ』 じぃちゃんハゲている 激しく…ハゲていた じぃ 『……キ、キルッッッ!!』 凄い顔だ…慌てて自分の家に帰った 家についた俺は少し深呼吸をした… そして 『やっとだ…親父…俺やっとなれた… やっと親父と同じハンターに…すぐに追い付くからな 見ててくれ』 少し笑い、壁にかかっている錆びた大剣をみながら、つぶやいた…
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