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二人が酒場につく頃には、酒場の忙しさはピークに達していた。
立って飲んでいる者たちがいるほどの混み具合。
ラッシュ
『うわぁ…すごいな…』
店内では店員が走り回っていた
キル
『俺達の場所はティアとリュウがとってくれてるから、
行こうぜ、あっちだ』
キルが人の合間を縫って酒場の奥へと入っていく、
その後をラッシュが追った。
キル
『お、いたいた』
一番奥の席でティアが手を振って待っていてくれた。
ティア
『二人ともお疲れ様~』
キル
『お待たせ、お、もう結構飲んでるのか!』
テーブルには空いたジョッキが多数あった
リュウ
『ほぼティアだがな…』
リュウが肉をかじりながら言う
キル
『まぁそうだろうな!
さて…食うか!』
二人はイスに座り食べ物を注文して待った。
キル
『こんなにゆっくりしてるのは久々な気がする』
ラッシュ
『確かに…最近忙しかったもんな』
二人がうんうんとうなずいている
ティア
『これが続くといいのにねー』
ラッシュ
『そうだね!そしたらいろんな本を読めるし、調べられるし、
あ、みんな龍属性の話をしようか?』
ラッシュ がポーチからまた分厚い本を出そうとする
キル
『ラッシュ !とりあえず飯食べよう!』
キルが必死にそれを阻止する
リュウ
『俺は聞きたいがな、モンスターを倒すのに役に立つなら』
キル
『リュウ!余計な事言うな!長いんだぞ!』
ティアがそのやりとりを見て笑いる。
そんな事をしていると店員がビールを持って歩いて来た。
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