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名前を呼び終え、再び紙を封筒へと戻した。
名前を呼ばれた俺達はただ校長の次の言葉を待つしかなかった。
「はい。それでは名前を呼ばれていない生徒達は教室に戻り先生の指示に従ってください。」
だがみんなは状況が読み込めていないのか誰一人動こうとしない。
校長はまた深く溜め息をし、手を叩きながら言う。
「はいはい。さっさと動く!」
その言葉で関係のないとされる生徒はぶつぶつ文句を言いながら体育館を後にする。
「んだよ!俺達だけ仲間外れかよ。」
その文句に校長が気付き指差し、言う。
「そこの君も入るかい?」
指された男子生徒は嬉しそうに俺達の輪に来る。
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