2年E組

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俺は近藤千明。 坂田高校に通う普通の高校生だ。 「おい。品川、金恵んでくれよ。」 まただ。 この高校でいじめ、カツアゲ、ケンカは日常茶飯事。 先生も叱ることを諦める始末。 まさに無法地帯。 だが俺はそんなことが大嫌いだ。 「おい。やめろよ。」 相手が誰だろうと正義を貫く。 その行為が正義かどうかは分からない。 「なんだと?」 俺の胸ぐらを掴み睨みつける。 「やめろ。今そういった。」 俺も負けないぐらい睨みを利かし威圧をかける。 「てめぇにかんけぇねぇだろ!!」 『ボコッ!!』 殴りつけられた俺は地面に倒れる。 「てめぇ!!」 相手の頬を殴り返す。 「カツアゲなんかして何が楽しんだ!!!!」 2人とも殴り合いを繰り返す。
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