第二話 夜の海…舞

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 舞は、嫌な予感を感じていた。                          それは、友達だけでなく、舞にも災難が降り懸かるだろうという事だ。                            とにかく、友達を抱えたまま、近くに人がいないか、大きな声を出して見た。                         しかし、出した筈の声が出ない。                         そのうち、温めていた友達の体より、舞の体の方が冷えて来たように感じた。
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