第二話 夜の海…舞

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 よく見ると、友達の顔が知らない女性の顔になっていた。                                  夕陽に感動して、無防備になっていた心に隙があったのだ。                                 舞は自分の失態を罵るしかなかった。                       友達が憑かれてしまったのは、自分に油断があったからだった。                               知らない女性の顔になった友達は、舞の手を取って歩きだした。
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