第二話 夜の海…舞

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 舞が、心の中で友達に話しかけると、かすかに「た・す・け・て」と返って来た。                       舞達はどんどん、海へ近付き、足元が海水に浸かり始めた。                                 このままでは、二人共水死である。                        舞は、空いている方の手で、友達の頬を思いっきりひっぱたいた。                              現実の肉体の持ち主の意識を表に出す為だった。
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