第一話 ある真夏の夜…冴

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 冬場であれば、翌日の朝にしてもいいのだろうが、今は夏。                                 昔の雨と違い、亜熱帯のスコールのような雨に降られては、いくら傘をさしていても濡れてしまう。                                   夏の暑さによる汗と、スコールのような雨に濡れた体を洗わずには眠れない。                         それに、冴は、海やプールは嫌いだったが、お風呂は大好きだったのだ。
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