「犬と飼い主」

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俺はもう追うのを止めた 彼女は顔は美しいが、心はとても醜かった その時、ふとあの言葉を 思い出した 「ペットは飼い主に似る 」 もしかしたら、あの犬は 元々はあんなに不細工な顔じゃなかったのかもしれない 飼い主の醜い心が似てきてしまってあのような姿になってしまったのではないかと やっぱりあの言葉は正しかったのか・・・ 俺は立ち去る彼女をぼんやり見ていた するとあの犬が一瞬後ろを振り返り、俺のことを見た その姿が何故かとても可愛らしく見えた
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