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先輩ヒットマンは、声を荒立てそう言った
確かに両親は寝たきりで
生活も貯金を使い ギリギリの状態で生活している
妻も子育てしながら仕事している 身も心も疲れきっているだろう
子供にいたっては中学にも行けず、毎日働いている
年頃の女の子にとっては辛いだろう
だから、家を出ていた俺を恨んでいるのもわかるんだ
だが、俺は決して両親や家族を裏切ったわけじゃない
両親のため、家族のため
収入の多いこの危険な
ヒットマンの仕事を選んだんだ
俺さえ汚れれば、家族は
助かる
先輩ヒットマンは再びタバコを吹かしながら
言った
「よし、お前そろそろ殺しに行ってこい」
仕事の時間だ
成功させなければ、金はもらえない・・
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