「ヒットマン」

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「気持ちだけ受け取っておきます ありがとうございました」 俺は先輩ヒットマンに軽くお辞儀をした 「なんだよ、真面目な奴だな」 先輩ヒットマンは笑いながら言った 「では、行ってきます」 俺はそう言うと持っていた拳銃を頭につけた 先輩ヒットマンは突然の事に驚き叫んだ 「お、おい!!いきなりどうしたんだ!!何をしている、やめろ!!」 叫んでいる先輩ヒットマンを微笑みながら 俺は拳銃の引きがねを 引いた 「ダァァァァン!!!」 大きな銃声ともに、俺は床に倒れこんだ 急いで俺の元に駆け寄った先輩ヒットマンは、俺の覆面を外し全てを悟った 涙を流している先輩ヒットマンに驚きと感謝をしながら俺は、声にならない声で呟いた 「後をよろしくお願いします・・・」 薄れていく意識の中で、大きくうなずいた先輩ヒットマンを確認すると 俺は、ゆっくりと眼を閉じた
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