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俺は友達に尋ねた
「でも、彼女と犬似てないじゃんか
そんなのただの迷信だよな!?」
友達は興奮気味の俺をなだめながら喋った
「な、何熱くなってんだよ
そんなの本当に信じているのかよ?
有り得ないって、実際
彼女と犬は全く似てないじゃんか」
「た、確かにそうだよな」
俺はホッと息を吐いた
一段落した二人は帰るため校門に向かい歩き始めた
「でもお前、なんでそんなに心配しているんだ?
別に彼女と付き合ってるわけじゃないのに」
帰り道別れ際に友達が
もっともすぎる事を言った
俺はその言葉にムッとし 、悔し紛れに言った
「なんだよ、わかんねーだろ?
もしかしたら奇跡が起こるかもしれないじゃんか!」
とは言いつつ無理なのは知っている
あんなに綺麗な人には相手いるに決まっている
「次の日」
今日は土曜日、学校は無い
俺は早起きして、彼女がいつも散歩しているところへ向かった
俺は普段犬の散歩をしている彼女しか見ていない
俺はその後が見たかった
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