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翌日
昨日と同じ喫茶店で二人は話しをしていた。
貴史は協力するにあたりいくつかの条件を出した。
★協力と言っても行動を共にする事はしない。
★捜査状況は貴史を通じて教え合う事とする。FEATHERのメンバーについて詮索しない。
★清美に俺(貴史)がFEATHERと繋がっている事を気付かれない様に配慮する。
★条件を増やす事もある。
三浦は暫く考えていたがよほど焦っていたのだろう。不服そうではあったが条件を飲んだ。
『昨日の話しの続きだが…誰が聞いているのかわからないのでこのディスクに入れてある。帰ってから見てくれ。』
そう言って三浦は一枚のディスクと携帯電話を貴史に渡した。
『こっちの携帯で連絡を取り合おう。市販の携帯よりは傍受されにくい筈だ。』
貴史は頷くと携帯とディスクを手に喫茶店を後にした。
『FEATHER…もし彼らが役にたたなければ日本は…』
三浦は会計を済ませるとホテルへと急いだ。
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