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『ノアガウゴキダシタヨウダネ。』
『ここからが勝負所だ。お前は計画通り動いていればいい。』
ホテルのスイートルームらしき豪華な部屋で二人は話しをしていた。
テログループといえば秘密のアジトか何かでひそかに計画を立てているイメージがあるがこのグループはホテルの宿泊名簿等から身元がばれる事等気にもしていない様だ。
『ヤツラジョウケンヲノムトオモウカ?』
『条件を飲む、飲まないはもはやどうでもいい、計画は既に次のシナリオに進んでいる。』
大都会の夜景を見降ろしながら彼らは酒を酌み交わした。
自分達の計画達成の前祝いの様に…
『ったく、マーメイドの奴いろいろ注文しやがって…』
貴史はマーメイドから頼まれたパソコンと付属品を全て揃え帰宅する途中だった。
『伊藤さんと笠木さんは上手くやったかな?』
貴史は連日のテロで被害を受けた東京、京都に寄付をする様に指示を出していた。
少々汚いやり方かもしれないがこれで会社のイメージが少しでも上がれば良いと考えていた。
帰宅して風呂から上がった時に笠木から一億円ずつの寄付を行ったとの報告を受けた貴史はしばらく運営の指示は電話で行う旨を伝え電話を切った。
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