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頭を拭きながらソファーに座りテレビを見ているとティーカップを手にマーメイドが部屋から出て来た。
貴史は頼まれた物をマーメイドが使っている部屋に運ぼうとしたが、貴史の部屋に運ぶ様に言うと貴史の部屋でパソコンに付属品を接続し始めた。
『今からこのパソコンを私が使っているダミーサーバーに接続するんで事件の捜査はこっちでやってね。後ノアもこっちの監視どころじゃ無くなったみたいだから明日ここ出るから。』
貴史と清美はマーメイドを引き留めたが別々に動いた方がやりやすいと言うマーメイドの言葉に返す言葉が無かった。
『よし、出来た…明日以降の捜査報告はこのパソコンにデータを送るから二人も何かわかったらこっちに送ってね。』
二人は頷くとマーメイドは部屋へと帰って行った。
『生意気な奴だけど居なくなると思うとなんだか寂しいな…』
短い間だったがいつの間にかマーメイドに対して妹の様な感情を抱いていた貴史だった…
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